振袖(想い出キモノ館)

平野公子さんの想い出

今は亡き姉の娘の振袖です。娘が16歳の時に他界した私の姉。どんなに心残りだったことでしょう。それから4年後、成人を迎えた娘のお支度に男親では何かと不自由ということで、叔母の私の出番となりました。そのころの私は、装道着物学院に通っていて、着物やその着付けについての勉強をしておりました。そのことが思いがけず、かわいい姪っ子の役に立ちました。私には、男の子しかいなかったので、姪っ子に着物を見立てるときなどは、娘がいたらきっとこんなだったのだろうなと、楽しい想像を巡らせたものです。

彼女も今では、結婚して二人の子供の母親です。この二人の孫(?)が、時々我が家にやってきます。この小さな子供たちの成長を見守ることが、私の現在の楽しみになっています。私の二人の息子にも、良い刺激なってくれることを、密かに期待しているのです。

【姪御さん、山崎道子さんよりメッセージ】
叔母は、姉のような存在。何でも相談します。母が亡くなり、4年。成人式という大切な行事をむかえ、何も分からない私は、すべて叔母に託しました。叔母は、期待以上に応えてくれました。とても嬉しかったことを覚えています。

館長からのメッセージ

なんと微笑ましい、なんと心温まるエピソードでしょう。道子さんのことを、うちの子、うちの子とおっしゃっていた平野さん。まさに実の娘そのものだったのでしょうね。でも、姉ですってよ、平野さん!!

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