娘の成人を飾ってくれた振袖です。この子が2歳5ヶ月の時に、主人が逝き、以来、女手一つで娘を育ててきました。彼女が生まれたときから続けてきた貯金のお陰で、成人を迎えた娘を飾ってやることができたのです。
小さい頃は、保育園のお遊戯会でウールの着物をよろこんで着てくれたり、七五三の節目にも欠かさず着物を着る子でした。成長と共に着物とは縁遠くなり、成人式の着物より車をと、いうようになっていました。私自身は、末っ子だったこともあり、姉のお下がりの訪問着で成人式に出席しました。そんなこともあり、我が子には、どうしても振袖を着せたかったのです。そんな私の気持ちを察してくれたのでしょうか、いざ振袖を選ぶ段になったときには、自分でこれがいいと言ってくれました。
今では、私の着物のコーディネートを批評したり、手の上がらない私の帯結びを、手伝ってくれるようになりました。これから成長した娘と、女同士の楽しさを味わえることを期待しています。






























