振袖(想い出キモノ館)

谷藤蔵幸さんの想い出

幼い頃からスポーツ少女で真冬でも短パンに生足。そんな娘が今では着物がまんざら嫌いではないようで、とても嬉しく思います。

成人式には振袖よりもジーンズが欲しいと言っておりましたので、親の夢は捨てておりました。 思えば16年前、二十歳の誕生日を大学の寮で迎えた娘。その6カ月前に夫をなくした私は、彼女に晴れ着のことを考える余裕もない精神状態でした。「応援しますから、想い出をつくりましょう」と、武蔵屋さんが勇気を与えてくれました。そうだ、父親の分も祝ってあげよう!!と思い立ち、離れて暮らす娘の気持ちを確認するまもなく振袖を買う段取りをして、半ば無理やり試着させ、晴れて成人式を迎えることができました。

娘の振袖姿に私は、20数年前の自分をだぶらせておりました・・・。当時、病床にあった私の父。その父に代わって、私の7歳上の兄が誂えてくれた着物で、式場に向かったあの日のこと、大切な大切な想い出です。 うーん、頑張ってよかった!! 武蔵屋さん、背中を押してくれて、ありがとう。そして、素直に親の気持ちを察してくれた“千香”、ありがとう。

館長からのメッセージ

バドミントンの選手として海外遠征の経験も豊富な千香さん。異国の地から、ふるさと日本のよさを感じることも多かったのでしょうね。これからも、スポーツ同様、きものを愛する気持ちを育んでください。そして、素晴らしいお母様を大切に。

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