羽織・コート(想い出キモノ館)

木村和枝さんの想い出

私の家系は代々着道楽。ご多分に漏れず、私もその血を受け継いでいます。着ることはもちろん、日頃から洋裁をし、創作を楽しんでいます。そんな折り、骨董市で知り合った友人の姿にヒントを得、創作きものもつくるようになりました。
黒のきものはもともと母の黒紋付きだったもの。パッチワークの布は、創作きものをつくるきっかけをくれた友人からいただいた半巾帯です。レトロふうの蒔絵の畳表の下駄に合わせようと思い、袖は少し長目にすることにしました。八掛の生地を一枚はずし、短い袖に足して継ぎ目だとわからないように刺繍をしています。

羽織も母のものですが、丈が短く最近の流行にあいませんでした。そこで、少々冒険でしたが別の生地を市松に入れて長羽織にしてみました。
きものは女性にとっては特別な意味を持ち、簡単に処分することはできません。そんなひとつひとつのきものに、手を加え、新たな息吹を与えることのできる創作きもの。すべての思い出とともに、私の大切な宝物になっています。

館長からのメッセージ

どのキモノにも想い出が有り、また、その想い出を受けとめるだけの力がキモノには有るのだと思います。黒紋付にパッチワーク、洋裁をされる木村さんならではのアイディアですね。キモノの無限の可能性が感じられる素敵なキモノです。

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