今から19年前、きもの関係の仕事をしていた友人から求めた大島紬です。安く譲っていただいたとはいうものの、当時の私にとっては、かなり高価な買い物でした。もちろん主人には内緒。仕事を持ち、収入があったからこそできた決断でした。そこに大ピンチが訪れたのです。主人の母の具合が悪くなり、仕事を辞めなくてはならないことに・・・。
親族会議の結果、主人の姉が母を看てくださることになり、一件落着。今も私の手元にこの大島が残っているのです。一時は手放すことも考えましたが、支払うために必死で働いたときのことは、今でも忘れられない想い出です。購入の際、仕立て代まで予算がまわらず、今でも反物のまま出番を待っていますが、ぜひ仕立てて袖を通してあげたいと思っています。そして、当時、四つだった娘に着継いでいってほしいと、成長した彼女の姿を見て願っております。





























