六曜、気になさいますか?

11月15日は、七五三の日。2020年の今年は、数年ぶりに週末、日曜日に巡ってきます。六曜は、「仏滅」。六曜を気にしてお祝いを選日なさる方には、悩ましい日柄です。あまりお日柄を気にしすぎるのもいかがなものかという話を少し・・・。

「六曜」とは、その名の通り、六つの曜日が繰り返す選日法です。
つまり、お日柄を占う方法とでもいったらよいでしょうか。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順に一日ずつ割り振られ、また「先勝」に戻ります。
スタートは旧暦の月日に対応して決められています。

旧暦一月と七月の一日(朔・ついたち)は「先勝」で始まり、「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順に進みます。同じく旧暦の二月と八月の一日(朔・ついたち)は「友引」。三月と九月は「先負」、四月と十月は「仏滅」、五月と十一月は「大安」、六月と十二月は「赤口」から始まります。いたって単純です。

単純でなく見えるのは、現在の暦が太陽暦だから。現在のカレンダーを見ると、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順が途中で狂う日があります。それが旧暦の各月一日(朔日)に当たる日で、カレンダーには旧暦の日にちの表示はないため、六曜を何か神秘的なものに見せています。

明治の改暦以前、旧暦だった時代には、暦の中で日にちと六曜は単純に並んでいて、現在の七曜「日月火水木金土」とさほどの違いはなかったはずです。

この単純な六曜が大きくクローズアップされるようになったのが「明治の改暦」の際。明治六年(1873)に、それまでの太陰太陽暦から現在の太陽暦が正式に採用されました。もちろん西洋に習い、文明開化の名の下におこなわれた施策です。

その際、古い暦に表示されていたさまざまな選日法(二十八宿・十二直・選日)は、すべて禁止されることに。そして、代わりに暦に登場したのが、この「六曜」だったのです。
なぜ明治新政府は、迷信として「選日法」を退けながら、「六曜」を暦に登場させたのでしょうか??

明治以後の新しいカレンダーに「六曜」が登場したわけ。これは、当ホームページ管理者の個人的な見解ですが、西洋の近代国家の仲間入りをするため、市民に六日に一度仕事を休ませるためだったのではないでしょうか。もともと仏教国の日本の暦が、ブッダの死(入滅)を表す「仏滅」の次の日に「大安」がくること自体、つじつまが合わないと思いませんか? 一説によると、もとは「仏滅」ではなく「払滅(ふつめつ)」というお祓いをする日だったのだとか。

キリスト教の礼拝日、日曜に仕事を休むということを開国間もない日本人に根付かせるのには時間が必要。「払滅(ふつめつ)」を「仏滅(ぶつめつ)」に変え、この日は休み・・・とした方が、明治新政府にとっては近道。「仏滅」の次の日が「大安」になっていることも説明がつきます。

経過時間とともに七曜の日曜休日が根付き、六曜の方は選日法的な要素だけが残った・・・というのが当ホームページの推論です。
つまり、日月火水木金土の七曜とさほどの違いのない六曜にあまり人生を左右されるのは、いかがなものかと。旧暦で日にちが決まっている行事の六曜は必ず毎年同じになります。

「十五夜」は、毎年必ず「仏滅」。それでもあなたは信じますか・・・?