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ローケツ染

ローケツ染の作家、関屋現代先生の工房。
ローケツ染の工房には、コンロと鍋(!?)がつきもの。。

伊保田カイガラムシから採った伊保田ロー。

ハゼの木の樹脂から採った木ロー。
和ロウソクの原料にも使われる。

現在、一般的に使われる石油系のロー。これらのローは、全て染料をはじく力の強さや乾いたときのヒビの入り方などのせいかくが異なる。

ローは、鍋で熱して液体にし、筆や刷毛で布地に置かれ、防染の役目をする。
鍋の中でローは、150度以上の温度になる。危険をともなう作業だ。

「ロウたたき」と呼ばれる技法。
筆に含ませたローを布の上にたたき落としていく。
布の上には、吹雪のような模様が・・・。

地色の染めを行う「引き場」。13メートルの反物を張る広さが必要だ。

仕事場の関屋現代(せきやげんだい)先生。

現代先生の工房から生まれる意匠。
ローケツならではの味にあふれている。

染めては、ローを置き、また染める。
この作業を繰り返し、一歩一歩、作品が完成へと近づいていく。