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コロナの時代の新しい自然派キモノ「近江ちぢみ × SPOERRY ICE COTTON」

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ICE COTTON(アイスコットン)という言葉をお聞きになったことがありますか? 新型コロナウィルスと共存していく社会「コロナの時代」を生きていく日本人にとって、日々利用するマスクの素材として、もちろん暑い夏を快適に過ごすキモノとしても注目されるコットンです。

ホームセンターや大手衣料品店の店頭には、冷感に特化した機能性のある寝具や衣類が並んでいます。繊維が空気を含まないようにすることと、肌への接地面積を多くすることで熱を奪う、この2点で触ったときにひんやり感じる効果を持たせているのです。多くは、ポリエステル素材です。

天然素材にこの機能を持たせることに成功したのが、スイスの紡績会社「SPOERRY(スポエリー)」社です。同社は、特殊な技術で綿100%(長綿糸)の超強撚糸の紡績に成功。「SPOERRY ICE COTTON(スポエリー アイスコットン)」が誕生しました。

繊維の顕微鏡写真

この特殊超強撚糸と滋賀県の伝統工芸品「近江ちぢみ」のコラボレーションから生まれたのが、ご紹介する「コロナの時代の新しい自然派キモノ」です。混紡率は、綿85% 麻15%。試行錯誤の末、POERRY ICE COTTON(スポエリー アイスコットン)を緯糸(よこいと)の100%に使用し、製織することに成功しました。麻は、独特なシャリ感から生まれる冷感があり日本の夏には欠かせない素材。ただ、肌触りは柔かい綿には及びません。そこで、麻と綿を混紡させた綿麻混の生地が、これまでさまざまに混紡率を変えて製織されています。肌触りを良くするために綿の割合を高くすると冷感が失われてきました。この綿に「SPOERRY ICE COTTON(スポエリー アイスコットン)」を使うことで、問題が一気に解決したのです。

冷感(涼しさ)を定量的に表す指標が「Q-MAX値」です。生地に触れたときに冷たく感じるのは、肌から生地へ熱が移動するためです。この瞬間的な熱の移動量を測定したのがQ-MAX値で、数値が高ければ高いほど涼しく感じる素材といえます。ちなみに、「近江ちぢみ × SPOERRY ICE COTTON」と、麻100%、麻15% 綿85%、麻50% 綿50% の4種の生地のQ-MAX値を比較したのが下の表。Q-MAX値が高い方がより冷感が高く、どの生地よりも「近江ちぢみ × SPOERRY ICE COTTON」が冷感において高い機能性を持っていることが、おわかりいただけると思います。

混紡率に違いに見るQ-MAX値

SPOERRY(スポエリー)社では、同社の糸を使用した製品に独自の基準を設け、クリアしたものに性能の証としてタグを供給しています。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で作られる織物製品の基準は、緯糸の40%以上がSPOERRY ICE COTTONであること。そして、Q-MAX値が0.20以上であることの2点。上の表の数値が0.20に達していないのは、検査時の温度などの違いによるもので、SPOERRY社の条件に合わせ検査すると0.297という数値が出て、認証基準を大幅に超えています。

アイスコットン近江ちぢみ 着物と長襦袢

コロナの時代の新しい自然派キモノ「近江ちぢみ × SPOERRY ICE COTTON」、ぜひ、お手にとってその高い機能性を、ご自身でお確かめください!

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